ISL6617は独自のフェーズ・ダブラー方式を採用し、1つのPWM入力で2相の電力系統を変調します。これにより、多相コントローラISL63xxがサポートできる相数を2倍に増やすことができます。イネーブルピン(EN_PH_SYNC)がLowになると、PWM入力はHighになるので、一部のルネサスコントローラ(VR10、VR11、VR11.1、VR12ファミリー)では、PWMラインをHighにすることでそれぞれの上位フェーズを無効にでき、フェーズ・シェディングの実装が簡単になります。ISL6617は、高位相数のスケーラブル・アプリケーションにおいて、コントローラとドライバ間のインタフェースとなるアナログ信号の数を最小限に抑えるように設計されています。従来のカスケード構成に見られる共通のCOMP信号が不要なため、ノイズ耐性が向上し、レイアウトが簡素化されます。さらに、従来のカスケード接続技術に比べ、部品点数が少なく、低コストという利点があります。ISL6617をもう1つのISL6617またはISL6611Aとカスケード接続することで、多相コントローラISL63xxがサポートできる相数を4倍に増やすことができます。また、ISL6617はハイインピーダンス状態を認識するトライステート入出力を備えており、多相PWMコントローラやドライバ段と連携して、動作停止時に制御出力電圧の負の過渡現象を防止します。この機能により、電源システムで過度の負の出力電圧によるダメージから負荷を保護するために利用されるショットキーダイオードが不要になります。
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分類 | タイトル | 日時 |
データシート | PDF 884 KB | |
カタログ | PDF 8.73 MB | |
製品変更通知 | PDF 326 KB | |
製品変更通知 | PDF 158 KB | |
その他資料 | PDF 293 KB | |
製品変更通知 | PDF 248 KB | |
アプリケーションノート | PDF 509 KB | |
アプリケーションノート | PDF 397 KB | |
アプリケーションノート | PDF 576 KB | |
9 items
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